Archive:Terms of Use 2012/Introduction/ja

From Wikimedia Foundation Governance Wiki

Template:Translation 長年にわたるコミュニティ編集およびコメント記入のプロセスを経て、Wikimediaの利用規約(ToU)が改訂されました。新たに改訂されたバージョンはこちらでご覧になれます。本バージョンは2012年XX月XXXX日より有効となります。

ToUの改訂版は、独自の共同作業を経て、200以上の編集箇所と4500以上の検討内容を組み込んでいます。Wikimediaコミュニティは140日間以上にわたって、ToUの改訂案を見直して、下書きし、それをさらに書き直しました。これにより、120点以上の問題点を解決しています。大規模なウェブサイトのToUが、これほどまでにインタラクティブで協力的な取り組みを通して作成・改訂されたのは、過去にも例がありません。

当財団の評議員会は2012年3月6日に、規約改訂版を正式に承認しました。中でもとりわけ、以下の点が改善されました。

  • より理解しやすい:規約改訂版は読みやすいテンプレートでまとめられ、それぞれの条件をより理解しやすいようにしています。
  • セキュリティの向上:規約改訂版はWikimediaのシステムを危険にさらす恐れのあるいくつかの行動(例:マルウェアのインストール)を禁止しています。これらの厳しい制限は基本的な方針に変更を加えるものではなく、むしろ容認されない行動を明確にしています。
  • より明確な役割:指針が必要であるという要望に応えて、規約改訂版では、編集者と寄稿者を含むコミュニティの役割および責任を明確に説明しています。また、ユーザーがトラブルに巻き込まれないようにするための指針を提供することも意図されています。
  • コミュニティからのさらなるフィードバック:規約改訂版では、ToUの今後の改訂が共同ディスカッションプロセスを伴って行われることを保証しています。重要な改訂が(評議員会の承認を得て)有効になる前に、ユーザーには最低30日間のコメント期間が与えられます。また、緊急を要する法律上および管理上の変更の場合、例外的にその期間を3日間とすることがあります。
  • より明確な無料ライセンス:一部の人から、以前のToUでは無料ライセンスに関する要件が分かりづらいというご指摘をいただきました。規約改訂版では、編集者と寄稿者に分かりやすりように、かかる要件をより明確に説明しています(これまでの方法・要件に変更はありません)。
  • 嫌がらせ、脅迫、ストーカー行為、破壊行為、その他の長期的問題に対するさらなる対策ツール:規約改訂版では、かかる行為が禁止されていることを明確にしています。今までにはなかった事項として、Wikimediaの規約改訂版では、wiki間での極端な違反を世界的に禁止する可能性を提起しています。その必要性は、数多くのコミュニティメンバーから指摘されてきました。世界的禁止は利用規約で承認されており、コミュニティ方針によって実行されます。
  • さらなる法的保護:規約改訂版には、当サイトのようなウェブサイトを保護するために一般的に使用されている法的な条項が組み込まれています。それらの例には、ホスティング状況、当財団の免責条項、責任制限条項などに関する具体的な説明があります。

利用規約改訂版の詳細はこちらでご覧いただけます。当財団は、同様の取り決めを組み込んだ他の同じような目的を持った組織(Internet Archive、Creative Commons、Mozilla Firefox、Open Source Initiative、Project Gutenberg、Linux Foundation、Stack Exchange、WikiSpaces、およびWord Press.com)と整合しています。

当コミュニティの努力と専門知識がなければ、本プロジェクトを実現することはできませんでした。この利用規約を作成・改訂するという革新的なイニシアチブに参加し、多大な協力を寄せてくださったコミュニティの皆さんに感謝を申し上げます。